私のおすすめのテレビ番組はEテレとBSプレミアムで放送中の「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」です。それぞれの年代で製作された映画をトリガーにその時代を分析するという構成になっており、番組内では映画の1シーンの映像も登場します。ナレーションは俳優の玉木宏で、各分野の著名人が映画作品をもとにその時代を語ります。
映画好きの方もそうでない方も現代史を堅苦しくない捉え方で受け止められる良質なテレビ番組だと思います。
私はこの番組をきっかけに、過去の公開された映画作品を視聴し、現代に至る歴史を新たな観点で学ぶことが出来ました。映画作品の楽しみ方の幅も広がったように感じています。
また、番組の製作スタッフが著した書籍「世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ70-90s「超大国」の憂鬱」・「アメリカ 流転の1950ー2010s 映画から読む超大国の欲望」が出版されています。この本の中でも番組で取り上げた映画作品が紹介されています。番組を見ずとも映画を通して現代史を学ぶテキストとしても活用できます。